<noframes></noframes>
noframes要素は、フレームを利用できないブラウザに対して、代替となる内容を提供するための要素です。フレームを利用できるブラウザでは、この要素の内容は無視されます(表示されません)。
この要素は、通常はframeset要素の中で使用します。
<noframes> 〜 </noframes>
【使い方】
<noframes> 〜 </noframes> 内にbody要素を配置して、その中に代替となる内容を記述していきます。
<noframes>
<body>
<p>ここに代替の内容を記述します。</p>
</body>
</noframes>
【代替の内容】
代替の内容には、「フレームに表示される文書へのリンク」などを配置しておくといいでしょう。
例えば、上記のようなフレーム構成の場合、Aフレームと同等の内容(メニュー)をnoframes要素内に配置しておくことで、フレームを利用できない環境でも各文書にアクセスできるようになります。
【フレーム設定文書以外で使用することも可能】
noframes要素は、通常はフレームを設定する文書内で使用することになりますが、必要であればそれ以外の文書(Transitional DTD)で使用することもできます。
※noframes要素はブロックレベル要素なので、他のブロックレベル要素と同じようにbody要素内で使用することができます。(ただし、その場合はnoframes要素の中にbody要素を配置しないようにします)
必須とはされていませんが、フレームを使用する際には適切な代替内容を用意しておくようにしましょう。
使用例
■フレーム設定文書で使用した例
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Frameset//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/frameset.dtd">
<html>
<head>
<title>文書のタイトル</title>
</head>
<frameset cols="150,*">
<frame src="menu.html">
<frame src="contents1.html">
<noframes>
<body>
<h1>メニュー</h1>
<ul>
<li><a href="index.html">トップページ</a></li>
<li><a href="contents1.html">コンテンツ1</a></li>
<li><a href="contents2.html">コンテンツ2</a></li>
<li><a href="contents3.html">コンテンツ3</a></li>
</ul>
</body>
</noframes>
</frameset>
</html>
noframes要素の内容(青い部分)が、フレームを利用できないブラウザで表示されることになります。
■通常の文書(Transitional)で使用した例
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">
<html>
<head>
<title>文書のタイトル</title>
</head>
<body>
<p><a href="contents1.html">コンテンツのトップへ</a></p>
<noframes>
<p><a href="index.html">メニューへ</a></p>
</noframes>
</body>
</html>
noframes要素の内容(青い部分)が、フレームを利用できないブラウザで表示されることになります。
- サイト内検索