filter: ***(***);
filter は、フィルタ効果を指定するプロパティです。
画像やテキストに対して、影を付けたりグラデーションをかけることができます。(他にも色々できます)
.example {
filter: shadow(color=red, direction=135);
}
【基本書式】
filter: フィルタ名(属性=値);
filter: の後に フィルタ名 を指定して、( ) 内に 属性=値 を記述します。
- フィルタ名 … フィルタの種類を指定します。
- (属性=値) … 色や長さ、方向など、フィルタ効果の細かい設定を行います。
※属性と値の設定内容は、フィルタの種類により異なります。
【属性と値の指定方法】
filter: shadow(color=red);
属性= に続いてその 値 を記述します。上記の例では、色を設定する属性(color)に赤(red)を指定しています。
filter: shadow(color=red, direction=135);
複数の属性を設定する場合は、上記のようにカンマ( , )で区切って記述します。
【複数のフィルタを設定する場合】
filter: fliph() flipv();
複数のフィルタを同時に設定する場合は、半角スペースで区切って記述します。上記の例では、「左右の反転」と「上下の反転」を同時に指定しています。
【ボックスのサイズ指定(divとspanの場合)】
<div style="width: 100%; filter: fliph();"> 〜 </div>
div要素やspan要素に対してフィルタを設定する場合は、widthプロパティまたはheightプロパティでボックスのサイズを指定しておく必要があります。(または、positionプロパティで absolute を指定しておきます)
上記の指定を行わないと、フィルタは適用されません。
【余白の確保】
.example {
padding-bottom: 10px;
filter: shadow(color=gray, direction=135);
}
影、ブレ、発光、波状などのフィルタを指定する場合は、その効果が表示される領域を予め確保しておく必要があります。(例えば影を付ける場合は、影を落とす方向にその分の領域を確保しておきます)
マージンやパディングを指定するなどして、必要な分だけ余白を作っておきます。
※このプロパティは、CSS 2では定義されていません。
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